マグネットが付く！キッチンをホーローパネルにリフォームしたい！

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 　キッチンのお掃除でシンクやコンロは使うたびに汚れが気になり「お手入れしなければ」と思わされます。

では、「サイドパネル」を気にしたことはありますか。

コンロの横の壁、よく見たら茶色いシミがたくさんついていませんか。

お料理をした際の油や調味料は、意外と遠くまで飛び散っているものです。

さらにサイドパネルから出たところの壁紙にも同じような茶色いシミが付いてはいませんか。

壁紙に油や調味料がついてしまうと、本当のシミとなってしまいなかなか落ちてくれません。

そんなつらいキッチンのサイドパネルの汚れ対策にとてもお勧めなのが「ホーローパネル」です。

この記事では、「ホーローパネル」とはどのようなものなのか、詳しく解説します。

 マグネットが付く！ホーローパネルの特徴とメリット

　キッチンパネルにホーローを採用することのメリットを、その特徴から見ていきます。

①マグネットが付けられる

　ホーローパネルは、全面にマグネットをつけられます。今流行りの「マグネット収納」「浮かす収納」が思いのままです。

取り外しも簡単なので、掃除も楽にできます。

壁に穴をあけたり、吸盤で吸着力が弱くなったりなどの心配もありません。


②お手入れが楽

　キッチン周りはコンロ付近は「油汚れ」シンク周りは「水垢」など日常的に利用するからこそ、日々蓄積される汚れに悩みます。

ホーローパネルなら油汚れでも洗剤を使うことなく水拭きだけでさっと落とすことができます。小さなお子様の油性ペンの落書きも落とせますし、ホワイトボード用のマーカーを使って、家族で伝言を直接キッチンパネルに書き込むことも可能です。


③硬くて頑丈

　ホーローパネルはとても頑丈です。

たわしで磨いても、お鍋をぶつけてしまうなどの金属との衝撃にもびくともしません。

万一、刃物が当たってしまっても傷がつきません。

④耐熱性がある

　ホーローパネルは耐熱性があります。

その耐熱性は建築基準法で、不燃材料に認められているほどです。

なぜならホーローの製造工程でガラス質と金属を850℃もの高温で密着させているからです。

⑤湿気に強いため錆びにくく酸やアルカリにも強い

　ホーローパネルは錆びにくく酸やアルカリにも強いです。

ホーローは表面がガラス質なので、長時間水がついていても錆びにくく、湿気に強いです。水まわりで利用するには最適です。

また、表面のガラス質は酸やアルカリにも強く、調味料が付着してもこびりつかず、どんな洗剤の付着にも耐えられます。

⑥匂いがつきにくい

　ホーローパネルは匂いがつきにくいです。

長年使用しても、ペットやタバコの匂いがつきません。

⑦人体や環境にやさしい

　ホーローパネルは人や環境にやさしいです。

ホーローはシックハウス症候群の原因といわれているホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を発しません。

また、耐久性が高いので買い替えの頻度が減り、環境への負荷も少ないです。

もし寿命を迎えたとしても、素材が金属とガラスのためほぼリサイクルも可能です。

マグネットが付く！ホーローパネルの特徴とデメリット

サビ付きが発生するかもしれない

　ホーローは表面がガラス材、中が金属でできています。

何かの衝撃でガラス面が割れてしまうとそこの内側の金属が剥き出しになり、サビが発生してしまう可能性があります。

デザインの選択肢が限られている

　タイルや他の素材のキッチンパネルと比べると比較的シンプルなものが多く、選べるデザインのバリエーションが少ないです。

個性的なキッチンを考えている方には物足りないかもしれません。

マグネットが付く！ホーローパネルの取り扱いメーカーと選び方

　ホーローパネルはどのようなメーカーが取り扱っているのでしょうか。

ホーローパネルを取り扱っている会社は意外と少なく、

2大勢力となっているのが、

  • タカラスタンダード「ホーロークリーンキッチンパネル」
  • JFE建材株式会社「ホーローキッチンパネル」

です。

タカラスタンダードのパネルの方が、色柄のラインナップが豊富です。

マグネットが付く！ホーローパネルのリフォームにかかる費用と注意点

　ホーローパネルのキッチンにリフォームする場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。

タカラスタンダードのHPで、キッチンのコンロ周りから冷蔵庫の奥までの側面を全てホーローパネルキッチンパネルにされた事例が載っていました。

画像・参照：梁対応が嬉しい、お手入れ楽なキッチンへリフォーム（マンション）

こちらで費用が140万円ということです。

画像・参照：梁対応が嬉しい、お手入れ楽なキッチンへリフォーム（マンション）

　サイドパネルのホーローパネルを冷蔵庫まで伸ばすことで、突き当たりの壁一面がマグネット対応になっています。

コンロを使用した際に意外と遠くまで飛び散る油汚れのお手入れも簡単そうですね。

　サイドパネルをホーローパネルにして伸ばすにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。こちらもタカラスタンダードさんのHPに表にして記載がありました。

サイドパネル（キッチン横のパネル部分）

画像・参照：ホーロークリーンキッチンパネル | タカラスタンダード

サイドパネルを伸ばすだけのリフォームなら、お手軽にできそうです。

 ホーローパネルの交換と取り付け方法

 既存のキッチンパネルからのホーローパネルの交換手順

  1. 現状のキッチンでどの範囲にパネルを設置したいのかを決めて、採寸する。
  2. 既存のパネルを剥がす。
  3. サイズ通りに定規とカッターを使ってキッチンパネルを切断する。切断面はやすりで整える。
  4. キッチンパネルに接着剤をつけて貼り付ける。

 DIYとプロフェッショナルの選択肢の比較

　キッチンパネルをDIYで張り替えることは、費用の面では材料費だけで済みますが、技術の面で素人ではかなりハードルが高いです。

材料費だけとはいえ、自分自身の人件費を時給で換算するとタダではありません。

信頼できるリフォーム業者さんにお願いして、見積もりを出してもらうことをお勧めします。

サイドパネルだけのリフォームであれば、半日程度の工事で10万円程度の予算でできるところが多いようですが、素材がホーローパネルとなると他の素材よりも割高になります。

ホーローパネルのキッチンパネルのお手入れ方法とメンテナンス

　お手入れが簡単ということでしたが、リフォーム後は具体的にどのようなお手入れをしておけば良いのでしょうか。

 毎日のお手入れ

　布を水に濡らしてよく絞り、水滴や汚れを拭き取ります。

1日の洗い物が終わったら、ついでにさっと水拭き程度で大丈夫です。

油汚れやホコリが気になってきたら

　薄めた台所用洗剤をつけた布で汚れを拭き取り、仕上げに水拭きを行います。

特殊な掃除用洗剤などは必要ありません。

逆に酸性、アルカリ性、塩素系の洗剤、漂白剤、シンナー・ベンジンなどの溶剤を使用すると、変色や変質などの原因になりますので避けましょう。

コーキング（目地材）周りの注意点

　コーキング部分の汚れを放置すると、カビが発生し取れなくなることがあります。

普段から中性洗剤をスポンジにつけて汚れを拭き取るようにしましょう。

落ちにくい汚れには、弱アルカリ性洗剤を汚れに塗りつけ、十分前後放置したのち、水拭きします。

１０年後、２０年後でも驚くほどピカピカ

画像・参照：10年後、20年後も、ずっと「愛せる」ホーロー | タカラスタンダード

　タカラスタンダードのHPに、ホーローのキッチンを10数年以上使い続けたご家庭の写真がいくつも掲載されています。中には45年もののキッチンの写真もありました。

そのどれもがホーローの表面がピカピカだということに驚きます。

お子様が貼ってしまったシールも跡形なく綺麗に剥がすことができるようです。

これはリフォームする価値がありますね。

まとめ

　キッチンパネルをホーローパネルにリフォームすることは、清潔なキッチンを保ちつつ気持ちよくお料理や片付けなどの台所仕事をすることにつながります。キッチン全体のリフォームはハードルが高い、まだまだ使えるというご家庭でも、パネルだけでも交換しておくとその後ずっと気持ちよく過ごせそうです。

いつまでもピカピカのキッチンで楽しく家事ができると良いですね。

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