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最近、スーパーなどで「A2ミルク」という表記がされた牛乳を見かけるようになりました。A2ミルクとは、お腹に優しい牛乳だといわれています。牛乳は栄養素の宝庫と言われており、バランスの良い食事のために牛乳・乳製品を適量摂ることは厚生労働省も推奨しています。(参考文献:厚生労働省健康局生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の普及に係る実施の手引)
学校では給食に必ずと言って良いほど添えられています。
牛乳はそれだけで手軽に様々な栄養が摂れるのでぜひ毎日取り入れたいですよね!
でも牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする‥
お腹が膨れてガスが溜まりやすくなる‥
下痢をしてしまう‥
というお悩みもよく聞かれます。
そんな人が飲んでもお腹がゴロゴロしにくい牛乳が「A2ミルク」です。
「A2ミルク」とは、牛乳の安全性が心配な人にもおすすめの牛乳です。
この記事では「A2ミルク」について詳しく解説していきます。
「A2ミルク」とは
「A2ミルク」とは
乳中のタンパク質のうちβカゼインが「A2タイプ」100%の牛乳です。
牛乳中に含まれるたんぱく質の約8割はカゼインです。カゼインのうち、約3割を占めるベータカゼインは「A1タイプ」と「A2タイプ」の2種類に分けられます。
カタカナがたくさんでややこしそうですが、一般的な牛乳との違いはタンパク質だということですね。
「A2タイプ」しか入っていないから、「A2ミルク」というわけです。
A2ミルクはどうしてお腹がゴロゴロしにくいのか
A2ミルクはどうしてお腹がゴロゴロしにくいといわれているのでしょうか。
『「A1」と「A2」の違いは、中に含まれる209個のアミノ酸連鎖の67番目のポジションがA2の場合「プロリン」、A1の場合は「ヒスチジン」となり、この違いが消化過程において違いを生みます。
体質によっては継続的な摂取により自己免疫疾患などを引き起こす原因物質となることが示唆されています。』
出典:A2ミルクへの想い – 一般社団法人 日本A2ミルク協会
一般的なA1タイプが入っている牛乳は、体質によって胃腸症状が出てしまう人が一定数いるとされています。A2タイプのみのA2ミルクでは消化不良は起こりにくいということがわかってきています。
A2ミルクと一般的な牛乳との違いは?実際に飲み比べてみた!
一般的な牛乳と比べてA2ミルクは、タンパク質のベータカゼインの割合がA2タイプ100%だということが分かりました。
それではA1が入っている一般的な牛乳とA2ミルクの見た目や味に違いはあるのでしょうか。
私が実際に飲み比べました。
個人の感想ですので、参考程度でお願いいたします。
- 左 毎日らくのう牛乳(一般的な牛乳)
- 右 河北潟A2牧場牛乳(A2ミルク)
まずはコップに注ぎ入れます。
液体のサラサラ感などを比べられたらいいなと思っています。
次に、一般的な牛乳をどうそ!
いかがでしたでしょうか。
私には全く違いがわかりませんでした💦
次です。
飲む前に見た目を比べてみました。
正直、こちらも全く違いがわかりません💦
上からも見てみましたが、全く同じに見えます💦
次はいよいよ飲み比べです。
味は、A2ミルクはまろやかでほんのり甘みを感じました。
一般的な牛乳は、A2ミルクに比べて飲んだ時に『キンッ!』とした鋭い?ような感覚を感じました。
見た目と違って、味には違いがありました。
A2ミルクは乳アレルギーの人は飲めるの?
牛乳を飲んでお腹の調子が悪くなるのは、
- 乳糖不耐症
- 牛乳アレルギー
- 乳ペプチド不耐症
以上の3つが原因と考えられています。
A2牛乳は3番目の乳ペプチド不耐症に対応しています。乳糖不耐症の人に対応するかどうかはまだよく分かっておらず、アレルギーの人には対応していません。
今後も長期間検証していく必要があるようです。
参照:牛乳が苦手だった人も飲める!? 進むA2牛乳研究 – NHK NEWS おはよう日本
A2ミルクを飲むメリット・健康効果
A2ミルクは添加物や成分を調整されることがないため、自然のままの本来の牛乳の味を楽しむことができます。
また健康効果については、A1とA2の違いで以下の研究がすすめられています。
「昨今の学術研究により、この違いが様々な箇所に作用し、体質によっては継続的な摂取により自己免疫疾患などを引き起こす原因物質や乳糖不耐症状が緩和されることが明らかになりました。(*5)
*5 Front. Nutr., 27 April 2022 Sec. Nutrition and Food Science Technology Volume 9 – 2022. doi: 10.3389/fnut.2022.842375. A2 Milk and BCM-7 Peptide as Emerging Parameters of Milk Quality.
A2 Milk and BCM-7 Peptide as Emerging Parameters of Milk Quality」
日本A2ミルク協会とA2ミルクの歴史
「日本A2ミルク協会」は2020年、A2ミルクの世界的第一人者キース・ウッドフォード博士を学術顧問として迎え、立ち上げられました。
日本ではA2ミルクがスーパーで販売されているのを見かけるようになり、最近やっと話題になることが増えてきましたが、海外では20年以上前からA2ミルクの研究がすすめられていました。
「日本A2ミルク協会」の創設者でもあり代表理事を務める藤井雄一郎さんは、北海道開拓期から120年続く酪農家の5代目です。自身もこれまでに数々の苦難と対峙。厳しい日本の酪農業界を何とか盛り上げようとA2牛乳の普及に取り組まれています。
「日本A2ミルク協会」は「A1」遺伝子を少しでも持つ乳牛の乳が混じらないよう、「A2」遺伝子のみの乳牛の乳を使用した安心安全な「A2ミルク」を消費者に届けるため、遺伝子検査や生乳検査を日本でできるよう構築。ついに2024年、日本初の品質管理基準である認証制度を発表するまでに至ります。
参照:A2ミルクへの挑戦 – 一般社団法人 日本A2ミルク協会
A2協会認証マークとは
出典:日本A2ミルク協会 https://www.japan-a2milk-association.or.jp/store/
A2協会認証マークとは、国内最高峰の品質管理基準であるA2協会認証制度を満たすと認められたA2ミルクに付けられるマークです。
日本A2ミルク協会からもオリジナルのA2ミルク「日本A2協会牛乳」が販売されています。
日本A2協会牛乳は厳選された特約牧場によってのみ生産されており、トレーサビリティの観点から生産~輸送~加工まで、一貫した高い水準での品質基準が保証されています
私が今回飲み比べたA2ミルクにも、しっかりA2ミルク協会認証マークがついていました。
過去にイオンで協会オリジナルの「日本A2協会牛乳」を購入したこともあります。
価格はどちらも普通の牛乳の2倍前後というところでした。
A2ミルクはどこで購入できる?
A2ミルクは協会オリジナルの「日本A2協会牛乳」は、首都圏・大阪近郊の百貨店・スーパーなどで販売されています。
私の住む大阪近郊では、健康志向の品揃えが豊富なスーパーなら置いてあることが増えたと感じています。
食材宅配のコープ自然派でも取り扱いがあるので、私はそちらでも注文します。
日本ミルク協会加盟の販売先も栃木県の道の駅や北海道の各店舗で取り扱いがあるようです。
A2ミルクはオンラインショップでも取り扱い中!
近くに購入できる場所がないという方は、オンラインショップでも購入できます。
↓ミニミニサイズの200mlもありました。
↓こちらは飲み比べに利用したホリ乳業オリジナルのA2ミルクです。
↓500mlサイズもありました。
まとめ
A2ミルクの存在を最近知るようになり、どんな牛乳なんだろうと気になっていました。
お腹に優しくて、生産者さんの想いが詰まったA2ミルク。これからも継続して飲み続けることで、自分や家族の健康に貢献し、酪農業界を支えるお手伝いもできそうです。
ビオマルシェの宅配は私が20年以上お世話になっている食材宅配。A2ミルクの取り扱いはまだありませんが、有機牛乳や低温殺菌牛乳など、20年以上前から牛さんが幸せな環境で育てられた安心・安全の牛乳を多数取り扱っています。他にも有機野菜を中心に安全で、何より美味しい食材をお家まで届けてもらえます。インスタグラムでは毎週我が家に届いたビオマルシェの食材を発信しています。どんなものが届くのか、ぜひ参考にしてみてください!
我が家のビオ・マルシェのお届け品を画像でも紹介!
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